便意を大切に

さっきまでダラダラと当店スタッフとだべりながら、「あなたの文のこういうところ好きだから書いてよ!!!」みたいなことを言っていた。

ワードセンスそのものを褒めていたはずが、いつしかウンコに関する話のワードセンスのキレを褒めていたのだが。

彼の書いたブログは締めをどうしようかとかそういう段階になって結局世に放たれることはなかった。

 

さて、そんな話をして帰ってきたのだけど、先ほどまで全然便意がなかった腸が急に唸りをあげている。

お隣さんに「動物でも飼ってるんですか?」と言われても仕方ないくらい人間のサウンドとは思えない音が確かに腹からしている。なんかデカい虫とか産まれても「まあこういうものがいたらそんなサウンドもなるわな」というかんじの音だ。

便にまつわる話って大人になるとあまり誰かとしたりしないですよね。

なので個人的な便のあるある話を投下しようと思います。

 

・神に祈るターンがある(特に連続3回目以降のもう何も無いのにひたすら腹が痛いタイプの下痢)。

・少ない便でもケツは切れる(かなり納得いかない)。

・辛いものや酒やタバコで便意が誘発されたりする(辛いもの好きな人って腸内環境どうなんだろうか)。

・便秘薬や下痢止めは指定の容量であろうとMAXの量を飲んでいいものかとかなり躊躇する(困るほど出なくなるとか、尋常ではないほど出るとかありそうで怖い)。

・感覚的にちょっと放出したつもりが見てみると思いもよらないものが出ていることがある(おみくじ感覚で楽しめる時もある)。

・屁と下痢の境目がわからない時かなり神妙な顔になる(何故かわたしは成人して初めてこの手のアレで糞を漏らしてちょっと泣いた)。

・腸に良いものを食べたり飲んだりしてもさほど効果がない(頑固なパイプ詰まりにはパイプユニッシュを使うしかないように)。

・さっきまでそうでもなかったのにメンタル的なアレでたやすく腹を壊す(出て欲しい時に出ないのになんで???)。

・宿泊先など慣れない環境に身を置くと全然便秘になる(他人と泊まった時などクソをしていることを悟られないように早めに排便したいのにそういう時に限って岩のような堅牢さをほこる)。

・下痢した後は貧血とかめまいとか吐き気とか眠さがくる(迷走神経反射というらしいですよ)。

・きた!これはかなりウンコだ!と信じきってトイレに行ったらクソデカサウンドで屁が出て終わる(辱めか?)。

・どーーーしても出ないという時はドカ食いして物理的に押し出す(なお、排便後めちゃめちゃお腹が空く)。

・巻きグソについてのwikiが面白い(巻きグソのデザインって発祥が不明らしくて未解決事件みたいな謎めいたかんじがある)。

 

こんなものだろうか。

他にも便のあるあるがあったら教えて欲しい。

 

そういえばおしっこについても小噺がある。

中学の頃ちょっとだけ入院をしていて、看護師さんから「お小水の回数はどうですか〜?」と言われた時に「小水」がわからなくて「しょう…すい?」となったことがある。「おしっこ!おしっこのこと!」と笑いながら教えてくれたがどうやらわたしはめちゃくちゃお小水が少ない。

入院中代わる代わるお小水について看護師さんに聞かれ、やたらとお茶を飲まされた記憶がある。次第にそういうもんなのかと思って事は穏便に済まされたが、時に6人部屋の天井についてる放送でお小水の回数を聞かれてえぇ!?となった。そんなにわたしのお小水は一大事だったのだろうか。というか、部屋のスピーカーで聞かれて答えても聞こえるのかなと思って1回無視してしまったけど、ふつうに聞こえるらしい。あれってどこから音拾ってるんだろう。

ちなみにお小水については普通に生活してたら1日1~2回とかで済む。この前インド映画を見る前にちょっともよおしてきたなと思いつつワンチャンいけるだろと思ってふつうに3時間映画を見ていたら帰りには尿意がなくなっていた。さすがに出ようとしていたものが無になるのは怖い。

 

便意も尿意も意外と機会を逃すと「そんなことありましたっけ?」みたいにスッと気配が引くのでどちらも大切にしたいよね。と、そんなことを思いながらも腹痛に悶えている今なのでございました。

そういうわけでね、わたしはトイレという懺悔室から祈りを捧げたいと思いますよ。

それでは皆さま、くれぐれも排泄器官を大切にね……