千円で買えるものの呼び名ってなくない?

今日こんなやりとりをした。

 

―――500円玉1枚で買えるものに「ワンコイン」っていう表現はあるのに千円札1枚で買えるものに対して表現なくないですか?

―――強いて言うなら1kじゃないですか?

 

1kって。

たしかに1kはまあまあ言う。しかしギャンブラー達が使う言葉という印象が強くちょっとお下品なかんじがする。

わたしはお下品なので喋る人によって「それ15kもすんの!高っけぇ!ガハハ!」などと言ったりもするが、なんか下品ではないか。

 

例えば「ワンコインランチ」というものがある。それではそれ以外のランチはどのくらいかと言うとわりと千円くらいのものが多いと思う。それを「1kランチ」と称するとなんだかパッサパサで歯の間にめちゃくちゃ筋が挟まるかんじのカツ丼定食っぽい。

そんなものはないんだが、「ツーコインランチ」というものがあったとしよう。これも500円が2枚あれば食べられる千円のランチだ。こちらはミニトマトがのった3種くらいの野菜がはいった野菜の小鉢とちゃんと具の入ったパスタと、ポットの紅茶なんかもついていそうである。

あ、書いていて「千円ランチ」という単語も思い浮かんだ。これはなんだか庶民的だけど実家っぽいな。焼き魚とデカい鍋に沢山つくってある味噌汁となにかの煮物がついていそう。それでお茶が飲みたい人は勝手に自分でいれてね、みたいなデカいポットが別で置いてあるというかんじ。多分厚めに切った漬物もくれるだろうね、この店は。

まあ個人的にはそんなふうに思うのだが、皆さんはそれぞれ「1kランチ」「ツーコインランチ」「千円ランチ」にどのような印象を抱くだろうか。

物価高でそのうち千円のランチが安いものとしてなにかしらの名前で呼称されることが出てくると見ているがそれらはどのように呼ばれるんだろう。

 

そういえば、そもそも硬貨は「コイン」や「玉(100円玉とか)」などと呼ばれるけれども紙幣はそういうフランクな呼び方あるんだろうか。

調べてみたら紙幣の別の呼び方として「札」「ペーパーマネー」って出てきました。

ワン札ランチ…?(和語が挟まると気持ち悪い)

ワンペーパーランチ…?(言いづらい)

…あまり可能性を感じないですね。

もはやただただ「格安ランチ」と読んでなんとなく「格安というなら千円なんだろう」と印象付けた方がマシなかんじがします。

 

なんでこんな事を考えていたのかというとセットコミックを1000円くらいで買えたら嬉しいよなと思ってそういうマンガの塊を作っていたからでした。

楽しいですよ。本を塊にするの。綺麗にサイコロ状になると妙な達成感があるんです。古本屋で働きでもしないと本をサイコロにするなんて機会はそうそうないですからね。

それじゃ、1000円のサイコロ沢山作るから是非見に来てね。