その服どこで買ってんの?

服に対してお褒めの言葉を頂くことが多かったので遍歴をまとめた。それなりにエピソードやこだわりがあって雑に書きなぐっていたら長くなったのであんまり良いと思えないが取り急ぎ。

 

【服装遍歴】

・幼少期:祖母がジャバジャバと出資してくれたのでヒステリックミニとかを着ていた。服について特になんの思い入れもなく、用を足しやすいやつの方がいいなくらいにしか思っていなかった。

・小学校:貧民だったので書道の墨がつきっぱなしの服や、破れた靴下を自分で繕って着ていた。なお、ラルズ(廉価版イオンを想像してほしい)で買ったものである。

・中学校:KERAを読んでアベイルの一角でそれっぽいパンクみたいな服を買う。友達は少なく、私服を披露する機会はなかったので遊びに行く時は基本的にレパートリーの少ないそれらの一張羅を着ていた。

・高校:森ガールが流行っていたので確かそんな服を着ていた。なお、買うのはしまむらや1枚500円で服を売っている古着屋である。

・大学:皆さんの服にかける財力の凄まじさを見る。そして札幌に出てきておなじみの服屋が近くになかったのでインカレサークルで女子軍がよく着ていたアクシーズファムで買う。準ロリータ服のような服である。ヒールのある靴を履けた方がいいかなと思ってアホほどヒールの高い靴で町内1周などをしてよく足をくじいていた。

・社会人:どこまで服装が容認されるのか試したくなってアクシーズファムに追加してジェーンマープルやイノセントワールドなどの本格的なロリータブランドのものを追加して着ていた。ヴィヴィアンウエストウッドなんかも細々と買っていた。しかし入った会社が美術系だったため、なんのお咎めもなくただただロリータっぽい人というイメージが周りに定着していっただけである。お年を召した守衛さんに「おっ、すごい猫のカバンだ…あ、声かけちゃった。わはは」と言われるくらいの容認具合。

・フリーター前期:会社内で友人たちが転職していって「我も転職するか〜」などと呑気に色々な接客業に転職した時代。友人にアラサーが多く「三十路ってどういう服装したらいいんだ…?」とめっちゃ聞かれまくって、自分も服装の路線変えた方がいいのかななどと思案する。古着屋でGUNNE SAX(有名な古着ブランド)や日本の刺繍が凝ったワンピースなどを集めて着ていた。革製品やシルバーアクセサリーを手入れしながら着用することにハマる。

・フリーター後期:まあ今なんだけど。旅行先で古着の着物を買ったり、1個身につければアクセントになるだろう的な服を複数身につけながら生活している。買うのはやはり古着屋が中心で、グラニフとかWEGOとかSPINNSとかを細々と取り入れている。

アクセサリーは賛否のあるSHEINとメルカリとTheaterで買っている。どれも3000円あればシルバーのが買えるので金属アレルギー持ちとしては助かる。

 

【旅先で良かった店】

旅行にハマっていた時に大阪京都東京を中心に旅先で服を新調する遊びをしていた。突出してよかったのは京都だった。質も量も価格も選べるほどに沢山の古着屋がある。あまりに品揃えが良いのでいつか移住したいと思っている。いくつか京都でバチバチに良かった古着屋をあげておく。

・BLUE 京都寺町:ストリート系の古着屋。ここで買った中国のネオン街が印刷されたメンズサイズのシャツとジョーカーの古着Tシャツはかなり好評だし、わたし自身もかなり気に入っている。錦市場に近くアクセスがよいのでおすすめ。

・おちこち屋:古着の着物屋。予算を伝えると店員さんの独断と偏見に基づいて見繕ってくれる。なかでもかなり良いなと思ったのが、シャツと着物の合わせとか、パーカーとの合わせとかもいいかんじに選んでくれて「そういうミックス系の服装したいんだけど言い出せないんよねぇ〜〜〜」という気持ちにうま〜く寄り添ってくれる。そしてリーズナブル。

友人たちに何回かおすすめされてやっと行った次第なのだが、本当に行ってよかった。

・SPINNS 京都本町:でっけえSPINNS。着物コーナーがある。着物袖にリメイクしてあるシャツとかが売っていて、ちゃんと地方色を出してる所がいい。

ちなみに札幌と東京のSPINNSには着物コーナーは見当たらなかったのでこの店だけ偏ってんの最高だなと思った。

 

多分これくらいだろうか。これ以上出そうとすると各々の服の良さが薄まるかんじがするので遍歴とおすすめの店の紹介はともにこの程度にしておく。

ジャンルとしてはロリータと古着系に塗れた人生でした。これからどうなるかわからんけどね。気になる服などがあれば聞いてくれれば買った場所とかタグとか見せます。あと、服装迷子なことに変わりはないので「こういうの似合いそうだけどなあ」とかめっちゃ教えてほしい。そんなかんじ。