じゃんじゃかジャケ買い

本のジャケ買いしたことありますか?

わたしは「そんなんミーハーじゃん」と思う心と、「わかる〜装丁が素敵な品とかもう美術品よね」と思う心が混雑しています。

しかし、しかしよ、小説などをさ、もりもりと読んでいると著者が書いたものをほとんど読み干してしまったなと思う時あるじゃないか。

そういうときにふらっと本屋に行ってよくよく内容もみないでジャケ買いする本で好きな作家を新規開拓することもあると思うんですよ。

あと、人に本をプレゼントするときに文庫なら「こういう話好きそうだなと思って」とか「この作家の本良かったから」とかひとことふたこと添えると思うんですがその時に「あとデザインも素敵だなと思って」ともうひとこと添えられるんです。

個人的には「カバー外してみ!?見てこれ!良くない?(表紙が変わったデザインのやつ)」とかもよくやる。

 

そんな訳でね、ハードカバーコーナーに小さく「装丁が素敵な本」のコーナーを作りました!!!

前から2~3冊気に入ったやつを並べてはいたんだけど、シャキッピタッとしっかりとしたコーナーではなかったのでこれを機に改めましたよ。

 

中に入ってる本は実際に見てほしいのであえて写真は載せませんが、

①小口が!?そんな色なの!?

②手触りがねぇ…いいんだァねぇ…こいつァねぇ……

③え、なにこの素材。え?シルバニア

④薄ぼんやりとトレーシングペーパー素材のカバーからタイトルが透けて見えるのおしゃれすぎんか?

大まかにこのようなラインナップです。なぜならそういう本が好きだからね。なんなら自宅の本もそんなラインナップです。これァただの趣味だな。まあいいか。ガハハ。

 

ハードカバー文学のコーナーでやってるので一応ここに並べてある本は全部文芸系の本です。詩集も別コーナーなので置いてなかったんですが、あとで追加しようかな。あれも文芸だし。

しかし、装丁に凝った本って文学に関する本だけではないんですよね。これはこの店で知ったことなんですが、建築・哲学辺りが意外と装丁の尖ったこだわりを感じます。

建築は多分設計してる著者がそのセンスを装丁にぶつけたんだろうなと思う。フォントがおしゃれとか、縦横サイズが真四角とかそういう本がある。あと表紙はツヤツヤなのになんらかの加工がされてるとかね。そんなこだわりが多い。建築とか家具とかの雑誌でカザベラジャパンという本があるんだけどそれなんかが結構そのこだわりをかんじる。

哲学書は2タイプある。植物のモチーフとか活版印刷とかを目立つように添えた「中世ヨーロッパの伯爵」みたいなタイプ(ウニベルシタス叢書を参照してほしい)と、真っ黒or真っ白な表紙の一面に文字が並んでいてどぎつい色の遊び紙を仕込んでいる「近代の詩人」みたいなタイプ(こちらはポイエーシス叢書を参照)。1mmもわからない本なのにどちらも良い。欲しい。ちなみにウニベルシタス叢書は買取でたまに入ってくるんですが中古でも総じてお高いです。ポイエーシス叢書は物によってはまあ手が伸びるかなくらいだけどもあまり見かけないです。欲しい。グ、グギギ…欲゛じい゛な゛ァ……

 

人の姿を保っていられなくなってきたのでそろそろおさらばします…グ…グァ…かゆ…うま…