北大祭に行きました、という記録

北大祭に行った。

まあ昨日も行ったんだけど、昨日は食べ物を調達することが主だったので今日は気になってたところを隅から隅まで見たいなと思って。

思い出しつつ見たやつをあげていく。

 

展示系でひときわ面白かったもの

エスペラント語研究会

「古本を売っている」という前情報しかない状態で行った。

テイクフリーの箱があって、中をみたら着物とか草履とか大きめの布とかが入っていて「…タダでいいの!?」というものばかりだった。有難くうっすらと柄が透ける黒い羽織と兵児帯をもらった。

中は「これはそういう思想の人がまとめて持ってきたんだろうな」といういいかんじに不思議とまとまりがあるラインナップの本が平置きしてあったり古い岩波があったり、何故かTHE昭和というかんじの古道具があったりした。安部公房の短編集とお子様用の食器とシルバニアのビーバーとよくわからない引き出しのついた箱を買った。標本箱かなにかかなと思っていたが聞いてみたら箱は調味料入れらしい。かっけ〜。50円でいいの?これ。本当に?

 

・昆虫研究会

虫はべつにそうでもないのだが、なにかの標本というのが好きで覗いてみることにした。

教室の真ん中に生体の虫がいて手に乗せられるよ、というのをやっていたがお子様たちで賑わっていたので大人しく端の方の色々な標本を見た。

真ん中の部分が太ましい蛾はちょっと苦手なんだけど、標本にしてあるとむっちりしててかわいいねと思えたのが不思議だった。ハムシがぎっしり入っている箱を見て宝石が並んでいるみたいだなと思った。しかし同じ色で同じような大きさのが4匹くらい虫ピンで留めてあるやつがあって違いがわからなくてガン見してたら丁寧にどこで採れるかとかこれはいつか捕まえたいとかを教えてくれた。教えてくれた方は「ツシマヘリビロトゲハムシ」というやつが採りたいやつらしく、案内されて初めて目に入ったけどゆるキャラみたいなどんくさい見た目でかわいらしかった。なんのためにこんなにトゲトゲしているんだろう。

あと、標本で「この虫の威嚇している図」とか真正面から飛んできているような角度の飾り方をしているのがあって展示方法にもセンスという概念がありそうだなと思った。標本って整然と並んでいるものだと思っていたのでひたすらにそれを作ったらしい方を「センスがいい!!!」と褒めた。死んだ虫のポージング(?)をいじるのって難しそうなんだけどどうなんだろうか。虫にも死後硬直とかありそうじゃない?

次になんとはなしに違う箱を見て変わった触角の虫だなとか思って「こういう触角の虫って結構いるんですか?」とか聞いたり、知識としてしか知らなかった日本一デカいゴキブリを見たりした。確か沖縄にすんでるやつでデカ過ぎてふつうのゴキブリより遅いと聞いたことがあってさぞかし巨大なんだろうなと思ってたけどそこまでではなかった。あ、北海道でゴキブリ見たことあるか聞けばよかったな。狸小路辺りにいるって聞くよね。見たことないけど。

虫って多様性があり過ぎて種類がめちゃくちゃ多いってこの前見たけど同じっぽい見た目でも住んでる地方(さほど離れていない場所)でも大きさや色が違うらしく、そりゃあ種類も多くなるよなあと思った。あとバカデカいトノサマバッタが展示されてて良かった。多分あのトノサマバッタ小さめのペンケースには入らないだろうな。そのくらいデカい。

 

この上記2箇所の販売と展示がめっちゃいいなと思った。本当に単純に面白かった。

あと、北大祭をきっかけに人生で初めて食べたものもあった。

 

・サメフライ

サメってどうなんだろう。全く想像がつかんなと思ったのと限定35食らしかったので食で一番目当てにしていた。無事に購入出来てよかったです。

サンマの魚臭いかんじと鶏肉のブリブリ感がちょっとあった。それほど「哺乳類」を感じなかった。ふつうに美味しかったです。食べながらサメの栄養価(魚とそんな変わらなかった)を調べたり、サメ肉は買えるのか(意外とリーズナブルな価格で手に入るっぽい)を調べたりしながら食べた。

そういえばサメって食べる時にアンモニア臭がネックになるらしくて、エイもそうだったなと思った。海にいる哺乳類はなんかわからないけどそういう臭みが出てしまうのかもね。しかしサメフライは全然そういうの感じなかったな。

 

・グラブジャムン

「世界一甘いお菓子」ってYouTubeで見たことある。シロップに漬けたドーナツみたいな。基本的に缶で売っているイメージ。

食べてみたらふつうにジュワみが美味しかったです。フレンチトーストとかホットケーキのジュワ部分が近い。死ぬほど甘いということはなく、3つくらいは食べられるなと思った。おやつとかって1回封をきるとどうしても食べきってしまうけど、グラブジャムンは食べきらないように自制が効く程度には甘い。午後ティー無糖と交互に食べ飲みしたらふつうに食べきれそうでもある…

 

・鮎

キャンプの定番っていうかんじがする。人生の中で「鮎です」と開示されていないだけで食べたことあるのかもしれないなと思っていたんだけど、食べながらやっぱり鮎食べたことなかったなと思った。

鮎ってなんかデカい骨とかないんですね。骨を気にしておっかなびっくり食べたり「意外とヒレが沢山あるんだな」とか見ながら食べた。ふっくらしててそれほど魚臭くなくて美味しかったです。塩にぎりと一緒に食いてぇ〜って思いながら食べた。

ししゃもの苦い部分(なんだっけあれ)みたいなやつが鮎にもあって、苦〜うま〜と思った時に舌がなんか大人になったなあと思った。

 

・玉こんにゃく

ボール状のこんにゃくだろうなとは思っていたけど、味付けとか全然わかんないなと思って食べた。

色んな地域に応じた味を選べるらしく、どれが無難かわかんないなと思っていたら柚子胡椒をすすめられたのでそれを買った。

おでん、いや、おでんでもないな、なんだろう、煮物?なんかそれ系の味に煮てあった。そして球状のものということを失念していたんだけど真ん中がクソ熱くてアッヂ!ってなった拍子にこんにゃくがぶゅるるんってなって楽しかった。柚子胡椒が煮汁風味のアクセントになってて美味かったです。書いててよだれがでてきた。

 

食べたかったけど惜しくも逃したもの

・くま焼き

大判焼き(ベイクドモチョチョともいう)がくま型になったやつ。純粋に大判焼き食べたかったなぁと思ったんだけど、ここ2日寒かったせいもあってかいつ見ても待ち時間がありタイミングに恵まれなかった。

 

・ちゃんこ

ちゃんこってなんなんだろうね。ググったら「お相撲さんがつくるもの・または食べるもの」というぐらいしか出てこず、これではお相撲さんがケーキ屋でバイトしてたらケーキがちゃんこになるし、お相撲さんにバレンタインのチョコを渡しても食べる瞬間にそれはちゃんこになるのではないか。ぐぬぬ

妥協点としては飲食店の「まかない」という概念が近いんだろうけど、知りたいのはそういうことじゃねンだよなあ‪💢‪💢‪💢汁気のあるなにかというイメージはあるからさあ!具とかさあ!知りたいじゃん!!!

そんなことを思いつつデカい鍋でかき混ぜてるのを見るには見たけど販売前だったし、もう一度来たらもう終わっていた。トホホ...ちゃんこって...なに...

 

・国際的なとこのご飯

海外の方が出してる店、ひと通り見たけどどっっこもめっちゃ並んでるし料理がどういうものなのかあんまりわからなくてチキって食べられませんでした!!!!ぐやじい。

あとそのゾーンでパリピみたいなピカピカ光るマイクで呼び込みしてる店員さんがいて異国っぽさが良かったです。

あ、ココナッツ入りのいちごジュースみたいなものを飲んだな。食べ物にカウントするのか謎だけど薄まらない練乳いちごかき氷みたいな味で美味かったです。刺してあるストローが全部グネッとしたバールみたいな形にしてあって謎のこだわりを感じた。

 

なんかこうして文章にしてみるとなかなかエンジョイしてんね。まあまあカロリー摂取したけど広大なキャンパスをひたすら歩いてカロリー消費したと思うので実質カロリーゼロです。